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Innolife韓国情報発信基地 の スターインタビュー記事 [キム ミンジュン]

[ぴかぴか(新しい)]

[メモ] 

『後宮』のキム・ミンジュン「内官の演技、不完全なキャラクターに惹かれる」 

2003年に放映されたMBCドラマ『茶母』でキム・ミンジュンは熱く壮絶だった。

また医師に扮したSBSドラマ『外科医 ボン・ダルヒ』や

OCN『サムデイ‐Someday‐』では限りなく優しい面を見せてくれた。

MBCドラマ『チング~愛と友情の絆~』ではマッチョな姿を見せ、

『アイルランド』のジェボクを演じた時は頭にピンを刺していた。

カルト的キャラクターのバレーダンサーキラー役で登場した映画『礼儀なきものたち』では、

短い出演にもかかわらず強烈な印象を残したキム・ミンジュン、

今回は内官役。キム・デスン監督の新作『後宮:帝王の妾』(以下『後宮』)で、

野太い演技を見せた俳優キム・ミンジュンに会った。

向かい合ったキム・ミンジュンは「すべて知りながら見ても涙が出るほど悲しかった」と、

映画『後宮』の完成版を初めて見た感想を述べた。

 記事詳細[次項有][次項有]ここからどうぞ  

 

 

[次項有]「楽に座って見ながらも胸の内では激しい感情の衝動が感じられる映画。

私は内容をすべて知って見ましたが、それでも涙が出るほど悲しかったです。

初めて見た方はなおさらではないでしょうか?

自分の演技には自分で高得点をつけ難いが、映画はよくできていて安心しました。

キャラクターにはすごく愛情を注ぎました」

映画『後宮』は愛のために後宮にならなければならなかった女ファヨン(チョ・ヨジョン)と彼女に対する想いに取り憑かれる王ソンウォン大君(キム・ドンウク)、愛のために全てを失う男クォンユ(キム・ミンジュン)の物語を描いた宮中時代劇。

キム・ミンジュンはファヨンとの愛のせいで去勢され、内官になる人物クォンユを演じた。

「ややこしい宮中法度を守りながら感情を表現するのが難しかったです。

行動が制限的なので、体の中に湧き上がる憤りや憎悪を目だけで表現しなければなりませんでした。

愛する女ファヨンを見ることが出来ないその感情を、うつむいた姿勢で動きなく演技するのが大変でした」

公開前から水位の高い情事シーンで話題を集めた『後宮』は、21日にマスコミ試写会でベールを脱いだ。

日の目を見た『後宮』での情事シーンは予告通り破格的で、目の保養程度のベッドシーンとは全く違っていた。

劇中繰り広げられた多くの情事シーンは、人物の深淵と葛藤を描き出した赤裸々な手段だった。

「映画『後宮』がカキ氷ならば、情事シーンは大福餅です。

おいしい大福餅を使ったってことですよ。

カキ氷は混ぜて食べてこそちゃんと味わえるものじゃないですか。

『後宮』は練乳も小豆も素晴らしいカキ氷です」

『バンジージャンプする』や『血の涙』など印象深い前作を残したキム・デスン監督は、

キム・ミンジュンとしては絶対に一緒に仕事したい人物だった。

「『血の涙』のシナリオを読んだことがありました。キャスティングのために見たのではなく、タイの島に旅行に行った時に持っていって単に読んだものです。本当にやりたいと思いました。

雨の降る日、電話機もない島でオートバイに乗って韓国に電話をしに行きました。

でもすでに他の素晴らしい俳優に配役されていました(笑)」

そんなキム・デスン監督から『後宮』のキャスティングオファーが来たのだから、キム・ミンジュンには迷う理由がなかった。

彼は「廻り廻っているシナリオを見る水準だったのに、キャスティングの一番車に乗れてどれほど嬉しかったことか」と笑ってみせた。

キム・ミンジュンのディスコグラフィーにはかなり興味深い部分がある。

すらりとした外見に似合ったエリート役や男性的イメージを活かしたマッチョキャラクターを数回演じた彼だったが、突拍子のない独特な人物、あるいはちょっと何かが足りない人物もまるで体にぴったりの服のように演じきったという点だ。

MBCドラマ『アイルランド』のイ・ジェボクや映画『礼儀なきものたち』のバレーダンサーキラーに続き、

男性性を去勢される『後宮』のクォンユもキム・ミンジュンの呼吸で息を吹き返した。

いつの間にか彼は極端なキャラクターを行き来することが自然な俳優となった。

スクリーンの中のクォンユと目が合った瞬間、観客は俳優キム・ミンジュンではなく、

愛と自身を同時に失った一人の男の宿命に出会う。

『後宮』で密度を高めたキム・ミンジュンのディスコグラフィーが、今後またどんな作品で埋められていくのか非常に気になる。


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